優しい文章を書きたい

あけすけすぎず、愚痴らず、でも素直な気持ちでいろいろ書きたいです。

「粛々と」と、友達のゆるい優しさについて

最近いいなと思った言葉。「粛々と」。

「ひっそりと静かに」「厳かに」という意味で、粛という字にはつつしむ、いましめるという意味もある。「粛々と物事を進める」などの使い方が一般的。雰囲気としては「淡々と」と似ているけど、もう少し重く、静かな印象。 

普段話し言葉として使う言葉じゃないかもしれないけど、何かを遂行するときに、粛々と自分の内に向かって積み上げていくイメージで、素敵だなと思った。しゅくしゅくと、という響きもかわいらしいのに芯がある感じ。

本も並行読みする悪癖があるし、なにかひとつのことをひたすらやっていくのは、少し苦手だと思っている。よそ見をしたり、周りを気にしたりしてしまう。うまくいかないかも、別のことを探したほうがいいかも、なんて考えてしまうんだけど、まずは粛々と自分のすべきことを突き詰めていきたいと思うのだ。

もちろん、並行読みも悪いことばかりではないのだけど。そして、その割にはテレビを見ながら読書をしたり、日本語の歌詞がついている音楽を流しながら文章を書くという意味で、同時に二つのことをこなすのは苦手なのはどういうことなんだ。

 

 嬉しかったこと。

週末、幼馴染の友達が6人で旅行に行っていた。私も一緒に行きたかったのだけど、家族旅行と日程が完全にだだかぶり、参加できなかった。そのこと自体はとても残念だったのだけど、写真を送ってくれたり、メッセージを伝えてくれたり、訪れたお店にあるノートに私の名前も入れてくれたりした。

たぶん友達のしてくれたことは、さみしがってるだろう、優しくしてやろう、という気負いのあるものじゃなかったと思う。とてもゆるくて、適当で、だからこそその押し付けがましくない優しさが嬉しかった。いいこと、うれしいこと、大切にすべきこと。