優しい文章を書きたい

あけすけすぎず、愚痴らず、でも素直な気持ちでいろいろ書きたいです。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「ときめき」、学ぶこと、ちいさなおみやげについて

チャットモンチーの新曲があと少しで発売される。 まだショートバージョンを聴いただけだけれど、とても好きな感じ。「ときめき」という曲。可愛らしい中に、甘い棘がある感じが好きだ。早く聴きたい。 家族で旅行、二日目。いつもと違う机で、いつもと違う…

那須塩原の露天より

iPhoneより。祖父の米寿のお祝いで、三世代で那須塩原の温泉に来ています。お部屋についている露天風呂で、手を少し遠くに伸ばしつつ、打っています。ご飯も美味しくて、細かい雪が降っていて、お部屋に戻ればぱりぱりのシーツが張ったベッドが待っている。…

「牡蠣フライの話」について

またこうやって、ちゃんと人に読まれる(かもしれない)ところで何かを書きたい、と思ったのは、村上春樹の『雑文集』の中の「自己とは何か(あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方)」という文章を読んだことがきっかけです。 読者からの「就活で、原稿用紙4…

チャットモンチーについて

先日のねこの日に、ライブに行ってきました。 ねこの日、2月22日、にゃーにゃーにゃーの日らしい。あまりぴんとはこない。 チャットモンチー、とってもとっても好きなバンドです。好きになったのがかなり遅い。全盛期はもう少し前だったんだろうとは思う。ボ…

ダス・ゲマイネ その2

――ちぇっ! 僕はなぜこうべらべらしゃべってしまうのだろう。軽薄。狂躁。ほんとうの愛情というものは死ぬまで黙っているものだ。菊のやつが僕にそう教えたことがある。君、ビッグ・ニュウス。どうしようもない。菊が君に惚れているぞ。佐野次郎さんには、死…

ダス・ゲマイネ その1

一 幻燈 当時、私には一日一日が晩年であった。 恋をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであった。それより以前には、私の左の横顔だけを見せつけ、私のおとこを売ろうとあせり、相手が一分間でもためらったが最後、たちまち私はきりきり舞いをはじめて、…