優しい文章を書きたい

あけすけすぎず、愚痴らず、でも素直な気持ちでいろいろ書きたいです。

イギリスから帰って

昨日、イギリスから帰ってきた

イギリスは、物語の世界がそのまま誰かの日常として機能している不思議な国だった
 
湖水地方、ウスター、ロンドンを歩いたけど、オックスフォードは他の町とは全く違っていたと思う
私の心は一部そこに置いてきた
空気が違ったんだよなぁ、町全体の
 
通りかかった大学の前にいた、学会終わりの人々の醸し出す空気が、静謐な、と難しい言葉を使いたくなるような、清々しく知的な雰囲気だった
どうかまた、単なる観光ではなく、あの町に行く用事ができますように
 
今日は荷物を解いて、学会でお世話になった先生方に、お礼のメールを出した
その中で、特に面倒を焼いてくれた先生から、とても素敵な言葉をいただいたのでメモしておく
 
今の◾︎◾︎さんは、とてもまっすぐに、自分が興味を持ったことを調べて、広げていきたい、というお気持ちが強いことと思います。
その様子は、先日も、大変よくわかりました。
聴衆が好意的だったのは、皆、そこに自身の研究者としての出発期の姿を重ねてみていたこともあったのでしょう。
それは、今だからこその特権でもあります。
修士論文に向けては、それを活かして進んでいらっしゃるとよいでしょう。
整える、仮想敵に備えるといったことは、その後でも十分にできることです。
あのキッチンでは、いろいろと申しましたが、それらのすべてを、今一時に吸収し応用しようなどとは、どうぞお考えになりませんように。
迷ったときは、「どうして大学院に行こうと思ったのか」「なぜ「アン」を扱おうと思ったのか」の原点に戻るのが最良と存じます。

 

困ったら、この言葉を思い出そうと思う
思えば、日本から学会前に多くの人に応援してもらったり、具体的にアドバイスをもらったり、ありがたいこと頻りの旅だった
修論のテーマも、今回の学会を受けて変更した
心が熱いうちに、冷めそうになったらオックスフォードを思い出して、取り組もうと思う
あんな気持ちで毎日を過ごすことは、日本でも可能だろうか