優しい文章を書きたい

あけすけすぎず、愚痴らず、でも素直な気持ちでいろいろ書きたいです。

ある瞬間のこと

気付いたら、二ヶ月も放置してしまった…
とっても楽しい毎日を過ごしています。
今日、何でもない普通の瞬間に、じわっと湧き出るような幸せを感じたので、覚え書き。

誰もいないお昼の時間に、静かで明るい院生室のお気に入りの机に座った。窓際の席。お気に入りのパソコンを開いて、音楽を小さな音で流して、先生のお手伝いで学部生の出欠票を整理していた。パソコンで開いたLINEに、友達二人から入るぴこぴこした吹き出し。たまに笑いながら横目で見て、午後のゼミで使う資料を印刷しながら、急にぎゅーっと幸せいっぱいな気持ちになった。
お気に入りの場所で、お気に入りのものを大切に扱って、これから来る時間を楽しみに待てるってなんて素敵なことなんだろう。
友達からの小さな吹き出しで、冗談のついでに言われた一言が意外なほど嬉しかった。

今自分の周りに整えられている小さなものごとが、全部愛おしく思えた瞬間。たまにある。あ、今、何も不足はないし、何も欠けてはいけないな、と思うような幸福。
ちょっとお腹が空いてつまんだ鈴かすてらとか、濃く出すぎたほうじ茶とか、たった一言の吹き出し、黄緑のふせん、パソコンから流しているポートディスカバリーのテーマとか。こういうもの全部が、自分を形づくっているんだなぁって。こういう瞬間を毎日の中でできるだけ多く持てるということが、豊かに生きるということに繋がるんだろうと思った。なんとなく。